活動レポート
DAY7|レポート|最終プレゼンピッチ【STAND IBARAKI 2022】
ローカルプロジェクトラボ「STAND IBARAKI」ファイナル! 茨城ローカルプロジェクト、最終公開プレゼンピッチ ー地域の熱を、見逃すなー
2月11日STAND IBARAKI2022『最終公開プレゼンピッチ』を行いました。
18名のプロジェクトオーナーがプロジェクトのプレゼンをし、メンター陣からフィードバックを受けました。
発表終了後、オーディエンス投票を実施。メンターによる審査やオーディエンス投票に基づき『NEW IBARAKI賞』『STAND IBARAKI賞』『オーディエンス賞』3名を選出しました。
開催概要
<日時>2023年2月11日(土)13:00~17:00
▼ゲスト
樋口 康太郎さん 株式会社 WAT COO
神奈川県出身。建築・都市開発の会社を経て飲食業界へ。株式会社WATではカフェやコミュニティづくりを中心とした店舗の運営、企画・プロデュースを経て、会社組織全体の運営やマネジメントに携わる。 https://wat-inc.jp
中川 ケイジさん 有限会社プラスチャーミング 代表/一般社団法人日本ふんどし協会 会長
兵庫県神戸市出身。現在水戸市在住。 2011年ふんどしブランド『sharefun®(しゃれふん)』で起業。縫製は被災地、発送は就労支援作業所と関わる皆がハッピーな循環を目指す。「ソーシャルプロダクツアワード2022」受賞。今年ノーパンで履ける『ととのうパンツ®︎』をリリース。透明性のあるプロダクト作りと、お金をかけずにメディアを巻き込むのが得意。著書2冊。https://totonoupants.com/
神永 侑子さん 建築家
1990年茨城県北茨城市出身、横浜市在住。YADOKARIでアーキテクチャーデザインユニット、個人ではパートナーの梅村とシェア店舗アキナイガーデンを営み、建築の専門性を広くひらくことを目指す。新しいライフスタイル「〇〇暮らし」にまだ見ぬ悦びを期待し、自らの人生を投じて生きる。
山川 知則さん VUILD株式会社/波と風 代表/ワークスタイリング テーマエキスパート
茨城県日立市出身。2003年文祥堂に入社。国産木材のオフィス家具シリーズKINOWAをプロデュース。ワーカーを巻き込みながらオフィス空間をつくることを得意としている。2021年よりVUILDに参画。国産木材×デジファブ×建築の掛け算に挑戦中。全体性を発揮して生きることを大切にしている。
飯野 勝智さん NIDO一級建築士事務所代表
茨城県結城市在住。建物だけでなく街全体を建築のフィールドと捉え幅広く活動を展開。
2010年人と街を結ぶ「結いプロジェクト」を結成。
地域や風土に根ざした暮らしのかたちをシンプルに提案する。
2021年一般社団法人MUSUBITOを野口氏と設立。
野口 純一さん 結城商工会議所 経営指導員
茨城県境町在住。アパレル企業から転職し結城商工会議所へ入所。
2010年人と街を結ぶクリエイティブチーム「結いプロジェクト」を結成し、結城を舞台にした様々な活動を通して、代謝に繋がるチャレンジしやすい土壌(街)づくりを行う。
2021年一般社団法人MUSUBITOを飯野氏と設立。
中山 佳子さん 建築家・プロジェクトデザイナー
茨城県水戸市生まれ、都内在住。大手組織設計事務所勤務、明星大学非常勤講師、一級建築士。 バスターミナルや庁舎等の建築デザイン・市街地や観光地における都市デザイン・ロゴや装丁等のグラフィックデザインの設計とディレクションを通し、地域課題・事業課題・社会課題解決を目指す。5年前より茨城県を中心に、地方都市における取組みに公私で従事。
赤川 純一さん
オーディオビジュアルアーティスト・Ableton認定トレーナー
茨城県龍ケ崎市出身。プログラミングやセンサーを用いてインタラクティブなシステムを構築し、ライブパフォーマンスやダンス作品、インスタレーションなどの制作を行う。京都STEAMとMUTEK JPによって始まった「NAQUYO-平安京の幻視宇宙-」に参加。
小池 隆夫さん グラフィックデザイナー
茨城県笠間市在住。DIVE代表。専門学校文化デザイナー学院広告プロモーション学科非常勤講師。出身の結城市にて「結いプロジェクト」の活動に参加。ブランディング/ロゴ/パッケージ/ウェブ/広告など、グラフィックデザインの領域を中心に活動しています。
高木 真矢子さん 合同会社JOYNS CEO/水戸経済新聞編集長/ライター&エディター、プロデューサー
茨城県常陸太田市出身・水戸市在住。人生を模索しつづけ、紆余曲解の末、2018年にライター事業、ウェブメディア「水戸経済新聞」運営、PR事業などを展開する「合同会社JOYNS」を設立。中3・小6の子どもたちは個人事業主。互いの「個」を尊重しあう、新たな家族の形「個育て」を楽しむ。
柴田 大輔さん 株式会社はじまり商店街 共同代表取締役
秋田県秋田市出身。鎌倉を拠点にシェアハウスやゲストハウスの運営。 2017年BETTARA STAND日本橋のコミュニティービルダー。2018年より、はじまり商店街のスタート。年間300本のイベントや、”はじまりをはじめる”きっかけづくり、各種コミュニティ支援を行う。https://hajimari.life/
最終プレゼン!
1人3分で、プロジェクトの「概要」「活動報告」「今後のスケジュール」などを発表。その後、メンターよりフィードバックをいただきました。
①【本と○○。-本がある場づくり-】板谷 隼さん
▼プロジェクト概要
水戸市袴塚にある住み開きシェアハウス”はちとご”を拠点に、地域の中に「本のある場づくり」を継続的に行います。本や本棚を触媒に、偶然との出会いや学びのある場の創出にトライするプロジェクト。
▼活動報告
・はちとご文庫として家を図書館に
まちライブラリー(地域の人が本を持ち寄って、”みんなの図書館”をつくるコミュニティ)に参加
・イベント開催(6回、31名)
はちとご読書タイム、絵本の日
・オンラインイベント開催(5回、117名)
本と場づくりを語ろう
▼今後の予定
・ここまでの活動を継続・拡大
継続的に読書会イベントやテーマ(絵本、漫画など)を絞ったイベントを開催
オンラインイベントの継続開催(#10まで実施を目指す)
日常的にまちライブラリーを開催できる体制を目指す(コアメンバーを増やす)
・3月:一箱本棚オーナー制の導入
・4月:あおぞら図書館をイベントとして開催
:出張図書館の再開
メンター柴田さんのコメント
自分の暮らしの中の資源をうまく使って、自分の居場所、地域と混ざりながら場所をやっているのはすごくいいと思いました。時間の使い方と収益構造など、時間とお金は上手くやらないといけない。仲間が増えていけば、本は関りしろが多いのですごくいいと思っているので引き続き活動を応援しています。
②【下館京師会 市街地魅力向上・発信プロジェクト】宇田川 大介さん
▼プロジェクト概要
「UPDATE SHIMODATE」と「下館の輸出」を活動の二本柱として活動しています。下館の地域魅力を向上させつつ発信することで「地元も、世界も。あっと驚く下館に。」を実現させ、関係交流人口とシビックプライド向上を目指します。
▼活動報告
・下館金井町の三峯神社景観修景
荒廃した雰囲気の払拭し、景観の復元
木の根の露出部分に土を盛る、折れた端垣の修復、石畳の修復、広場の水たまり対策
・真岡線下館駅西側・下妻街道踏切近辺景観修景
バリケードの劣化の修繕
▼今後の予定
「我々こそが下館だ!」と誇れる時代を創りたい
「千年先も、下館が”下館”と呼ばれるために」この活動が「失われたシビックプライドの再興・発展」のモデルケースとなるよう目指す
メンター野口さんのコメント
筑西ではなく「下館」という地名をしっかり残したいということを内と外向けで活動されているということがプレゼンを聞いて伝わってきました。景観修景は地味な部分もあるので発信を派手にした方がいい。プロのデザイナーである小池さんなども入れて見栄えするような所も必要なのかなと思います。地道な活動を継続していく力と歴史や文化的な側面を熟知しているということは本当に強みだと思います。続けていけば結果は出てくると思いますのであとはどこを目指していくかだと思います。応援しています。
③【留学生支援型地域国際化プロジェクト】蛯名 雄太郎さん
▼プロジェクト概要
学生と地域をつなげる場づくりをすることで人材不足と魅力の発信の課題解決で地域活性化を図るプロジェクト。
▼活動報告
・撮影スタジオ付きコワーキングスペースをつくる
クラウドファンディングの実施
学生や近所の子供を巻き込んでDIYを実施
・イベントの実施
Meet UP(23名(学生15、社会人8))
茶道体験イベント(30名(学生15、小学生15))
▼今後の予定
・シェアハウスと地域のコミュニティーの場に変更
・留学生を巻き込んだ地域活性
メンター神永さんのコメント
一時的に滞在している留学生の彼らがどういった想いを地域に置いていってくれるのか、彼らと場所の接点、もしくは継続性をこれから展開されていく時に正しさよりも楽しい部分を追加していけると自主的に集まってきたりということが起こってくるのではないか。
④【まちをつくるアパート〜こみと〜】大越 瑞生さん
▼プロジェクト概要
自身のアパート「おおこしハイツ」を起点に理想の暮らし(気づく、実践、シェア)をすることで地域課題の解決、まちづくりをしていくプロジェクト。
▼活動報告
・DIYイベント開催
・料理、お出かけ、おもてなし、お話(毎日、総勢116名)
・仲間づくり(4名)
メンター山川さんのコメント
まず、友達になりたいと思いました。僕も相談したいというか、どうやって暮らしていこうかなと色々と考えたりするし、逆に場をつくったり、提供もするのでそういうのを考えるんですけど、すごいいいアプローチだと思ったのはまず自分で住んでみること。大体ペルソナを設定してその人にいいものをっていう、誰かを当てはめるってよくやると思うんですけど、そのn1を自分にまずしてそれをシェアするってすごいぐっとくると思いました。
今日水戸を歩いていて人があまりいなくて、好きだった服屋さんもなくなっていて、人がどこにいるんだろうって思ったときに、寄ったベトナム料理屋さんにめっちゃ人がいたり、ちょっとしたカフェに人がいたり、自分がいいなと思ったものをシェアしてそれに共感した人が集まったんだろうなっという気がしたので、そういうスタートの仕方がすごく尊敬しました。
⑤【アウトドアベース大子】大森 湧太さん
▼プロジェクト概要
アクティビティ体験の提供とアウトドア道具のシェアリングの2つのコンテンツを通して地域課題を解決するサービスを提供し「アウトドア起点で大子町の魅力を伝える」プロジェクト。
▼活動報告
・9月 プロジェクトの立ち上げ
WEBサイト公開、SNS運用開始(フォロワー数196)
・10月 営業活動
町民、地域おこし協力隊ヒアリング
・11月 アウトドアイベント企画・実施(9名)
集客活動
・1月 企画考案
県北振興局、水産振興課の方と打ち合わせ
▼今後の予定
・5月 鮎釣り事業計画立て
サポーター探し
・6月 鮎釣りイベントの企画(イベント情報公開、参加者募集開始)
・7月 鮎釣りイベント実施(鮎釣り道具の貸し出し)
・8月 鮎釣り支援サービス開始予定
・アウトドアコンテンツの考案中
モトクロス体験、サイクリングツアー、キャンプ場×インスタレーション
メンター赤川さんのコメント
3つの円で書かれたコンセプトがすごくわかりやすい。自分の内側からのモチベーションと自分の感情を含めた地域の大切なものの客観性とバランスとがすばらしいなと聞いていました。サイトやSNS、プレゼンの資料等が考えられていて自分の本業でやられているようなスキルとかを上手く使われていて自分の持っているものとやりたいことの掛け合わせが上手にできているなと思って聞いていました。これまで色んなプロジェクトに参加されていて今後鮎釣りをやられるということで、必要な人に会って、イベントをやってそれが次に繋がってプロセスごとに進んでいっている。この6か月の中でも成長していてすばらしいなと思います。町内若者との接点が少ないと書かれていましたが、ローカルじゃないとことの接点をどうやってもつかっていうとそこが文化の力なのかもしれない、音楽だったりアートだったりそういったもので場所にとらわれない付き合いが今後プロジェクトに入っていくとローカルと外とのバランスが上手く取れると面白く発展していくのかなと思っています。
⑥【ヒカリノイロドリ】岡崎 佑汰さん
▼プロジェクト概要
「学生と地域を繋ぐ」・「学生が何かを始める時の支援を行う」事で学生の「やりたい」を実現します。また、「やりたい」を見つけるお手伝いをします。学生というヒカリにイロドリを加えていきます。
▼活動報告
・LEAPDAY2022出展
プロジェクトの大きな転換点、新たな仲間との出会い、多くの人と話しブラッシュアップ
▼どんな人を巻き込めたか
・茨城大学の学生
学生伴走を利用
・茨城キリスト教大学
地域国際交流センターがバックアップ
・見えないところにいる方々
登壇依頼をくださった方、ヒカリにイロドリについて教えてと連絡をくれる方
▼今後の予定
・今までの活動を継続
学生伴走、イベント実施、講演・登壇
・新規展開
スポンサー獲得、場所をつくる
メンター中川さんのコメント
最後まで具体的には何をやっていくのかぼんやりしていたんですけど、僕がすごくいいなと思ったのは、最初に質問で始まってそのあとに自分の失敗談、自己開示をしてくれたことによって皆がぐっとこの人を応援しないといけない、応援したいっているうモードに空気が変わった。3分の中で表現できるって狙ってじゃなくて人柄が出てるんじゃないかなってすごく思いました。イベントをやった時にこれで仲間が集まらなかったらという話しがありましたが、実際にやってみたら仲間が集まったわけですよね。その実績は数字やきれいなグラフではないけど、みんなの心を、僕自身も「何をどう協力すればいいの」って聞きたくなった。プレゼンってそこだと思う。後からなんかやるけど何したらいいのって人が集まるような、いい3分でした。応援しています。
⑦【漫画書簡 -Manga Letter-】ポン子
▼プロジェクト概要
脳卒中の後遺症により失語症(読めない、書けない、話せない)となった祖母の笑顔を取り戻すためにまんがでコミュニケーションを図る「漫画書簡」をはじめる。同じように失語症に困っている方々の力になれるバイブルとなるよう書籍化を目指すプロジェクト。
▼活動報告
・失語症の方(ターゲット)にはリーチできず
・漫画書簡(サブターゲット)を試してくれる人もゼロ
・SNSでの反応あり
Instagramに失語症の特徴・介護の豆知識などの漫画投稿39件
拡散の第一段階となる発見タブに載りアクセス数が伸びる(継続更新中)
いつもコメントをくれる60代方もできた
・イベント参加
・チラシ作成
・脳卒中の市民講座に参加
▼どんな人を巻き込めたか
・巻き込めた方々143人
・プロジェクトメンバー(コア4人、応援隊3人)
コアメンバー
母(茨城県出身、介護福祉士):介護面のアドバイス
Cさん(宮城県出身、WEB関連会社勤務):SNS運用アドバイス
Yさん(秋田県出身、書店員):漫画や書籍のトレンド情報提供
Oさん(那珂市出身、東京在住、高校の同級生、会社員):壁打ち、才女
応援隊
Kさん(水戸市在住、公務員)、Wさん(ひたちなか市在住、教論)、Kさん(水戸市在住、教論)
・SNSフォロワー(118人+7人)
・イベント参加者(11人)
▼今後の予定
・祖母と同じように困っている方々の力になれるように漫画書簡とポン子の価値を高める
・2023年
・漫画とポン子の価値を育てる
・SNS投稿継続
・誰でも漫画が描けるフォーマット開発
・書籍化決定
・2024年
・書籍化を土台にリアルの世界で名を売る
全国レベルの価値を茨城に逆輸入
メンター飯野さんのコメント
「ご自身が経験されてきたこと」と「今副業ができないという環境」とさらに「自分の特技の漫画」を上手く掛け合わせた表現の場っていうのをちゃんと作っていてすごくすてきだなと思いました。SNSを通して発信の方がなかなか上手くいってない部分はあるかもしれないけども、ネット上のスピード感よりもリアルでお会いする体験や出会いを、漫画を通して共感を生んでくると思うので、実感値を大事にしながら漫画のフィールドで今後活躍されていくことを期待したいと思っています。
⑧【オリオリ人生活サポート】織原 大さん
▼プロジェクト概要
「生活に困っている高齢者(家族も含め)の支援のためのコミュニティをつくり、御用聞き、見守り支援等サービス提供、仕組み作り構築を目指すプロジェクト。
▼活動報告
・やちおん出展(4人)
・境町へ広報(声かけ27人)
境町役場(3人)、境町社会福祉協議会(3人)、境町包括支援センター(3人)、境町特別支援学校(1人)、境町道の駅(1人)、カスミ(1人)、神社・お寺(2人)、その他、ご案内(5人)
・チラシ作成
・イベント開催
①無料福祉相談会(24人)
②境町:協議体(7人)
③オリオリ会議(6人)
▼今後の予定
・2023年
・オリオリケア(始動中)
御用聞き(1時間2~3,000円)
・オリオリサポ(3月~開始)
見守り支援(月額制)
・オリオリループ(奇数月開催)
コミュニティ作り(無料福祉相談会)
・2025年
・NPO法人設立(境町との連携へ)
助成金・居住系サービス等
メンター小池さんのコメント
STAND IBARAKIに参加していると、現代における茨城の地域課題が浮き彫りになると感じています。中でも今後、誰がどうケアしていくか、支援していくか茨城に限らず日本が直面していく大事なテーマ。相談を受ける僕も織原さんに相談する立場でお話しさせていただいた記憶があります。今後支援が必要な人が増えていく反面、公的な制度では賄いきれない、そこで漏れてしまう人間をどう支えていくかという本当に必要な活動をされているなと感じています。一方でそれをどうビジネスとして成立させていくかという点が課題なのかと感じた。取り組みをされる中でSTAND IBARAKIで出会った参加者同士の連携がすごくユニークなものになっているなと感じている。ポン子さんと共同した情報発信、漫画を通したコミュニケーション、渋谷さんのイベントを通したユニークな場所での情報発信、コミュニケーションをされていたりSTAND IBARAKIに参加されたことでさらに活動がユニークなものにステップアップしているんじゃないかと期待感を感じました。将来的なビジョンで町との連携という視点では、自治体とどう連携して自治体がいかに町の魅力をPRするか、町づくりの一環としてどうそういったサービスを整えていくのか地域側の課題を感じたので、今日茨城の色んな地域の方が参加されているので公的な方に織原さんのような方を支えていっていただけたらと期待をしています。
⑨【やちよまち仮想鉄道】草柳 ちよ子さん
▼プロジェクト概要
移住ソムリエ® として地域を行き交う人の流れを創りたく、地域の小さな駅を増やし地域を超えて繋がり未来への継承と資源活用をテーマに相互交流(路線)できる駅を創るプロジェクト。
▼活動報告
・よったかりカフェ、ゴミゼロ×アート(8箇所115人)
・境町、下妻市、西東京市
・八千代町
グリーンビレッジ憩遊館、とうふやたかはし、ショップベルあじさい(社会福祉施設)、オハナこども食堂、多文化共生国際交流フリマルシェ
▼今後の予定
・八千代町
・2025年非営利団体設立
KABOOのお家、やちよまち仮想鉄道の始発駅、KABOOのご当地お気に入りパック、KABOOの宝物など展開
運営費:スポンサー、支援、協賛事業者を募る
・県の地域おこし協力隊
・よったかりカフェ、SUGOROKUの製品化、ご当地やちよ部、商店街や空き空間を活用したゴミゼロ×アートの運営など関わる
メンター樋口さんのコメント
仮想鉄道いいなと思って聞いていました。相談会で話したときにもっとエネルギーがあり、鉄道っていうことでSLで例えると「木炭どんだけいれてるんだ、煙もくもく」くらいのエネルギーのある人だと感じました。アウトプットを最後に出せてきたのは自分というものを見つめて合った形でもってきているなと感じた。地域活性を仕事としている立場として点の活動は地域の中で大事で、いろんな人たちを巻き込んでいくことができてくると、だんだん面になってくる。色んな所で偶発的にされているということなのでそれがまとまってきたときにエネルギーになってくることを期待させる話だったなと思いました。一番いいなと思ったのは、草柳さんの行動量。繋がった人数がずらーっと出てきていたのでこんなにやってたんだというくらいにやられていたのでキャラクターを活かしている意味でも自分のリソースを上手く活用できていていい。地域に入ると色んな方がいるので一人で八方美人で全部やるのは難しいので、それをチームになってやっていくことで色んな人と折衝したり交渉したりしながら活動をしき、STAND IBARAKIで見つけた仲間とやっていけるのを想像すると楽しみです、頑張ってください。
⑩【ノープラン Project】齊藤佑飛さん
▼プロジェクト概要
その地域で暮らしているひと、その地をよく知る先輩方から情報の点を線にした旅のテンプレートとして朝から夜までの1日をデザインする「共創型観光案内コンテンツ」で顔が見える、温度感のある情報を届けるプロジェクト。
▼活動報告
・自己課題の解決方法をツールを使い、作成と発信を行う
ツール:Notion、Google Map、SNS(Instagram)
・名前・地区・ジャンルなどフィルター選択可能に
・町の先輩のトピックやよく使うルートなど取材・記入
▼今後の予定
・東京版でアカウントを伸ばし、トピックとして茨城を紹介
「イバラキ」と「東京」の2軸に絞りアカウントを活動
東京ではできない体験やイバラキから来ているお野菜のお話
・目指す先は地方版POPEYE
「ノープランが発信してるんだからわるくはないだろう」「なんかイケてる感じ」
メンター赤川さんのコメント
旅行や知らない土地に行くときにメディアを見たりして行く場所、ご飯を食べる場所を探したりするのでそういったサイトはすごく便利だなと思ってみていました。既存のメディアとの差別化のところで、誰が紹介しているかにフォーカスすると面白いという話が中間報告であったように何に星をつけるか、お店なのか紹介者に星がついていて信じるのか。もしくは星をつける相手がもっと色々とある。例えば、タクシー会社が紹介するプランだとするとタクシー会社に星をつける等。誰を信用するかにもっとエンタメ性が見えてくるともっと面白いかなと思いました。逆に、航空会社のPeachが発売しているどこに行くかわからないチケット「旅くじ」を売っているような、行くまでわからないといった偶然性を楽しむことも取り込んでいけると面白いのかなと思いました。
⑪【たのしごと うれしごと/人とストーリーへの共感から始まるお仕事プロジェクト】佐野 匠さん
▼プロジェクト概要
茨城県の熱い話をいっぱい聞けるラジオのようなもの
茨城県界隈のフリーランス、小規模事業者、副・複業人材を対象に、情報と想いのプロモーションをインタビュー音声・文章・写真などで提供し、信頼できるパートナーと長く楽しく仕事ができる日々を目指すプロジェクト。
▼活動報告
・SNS等で考えを伝える
・Twitter、Note開設
・インタビュー準備会(お茶会)
・インタビュー
①茶師・花水理夫さん
noteに発信、プロモーション用の撮影会、文字起こしバージョンの実験
②まちをつくるアパート~こみと~・大越瑞生さん
・インタビューの新規ご相談
・地域プロジェクトの先輩と作戦会議
▼どんな人を巻き込めたか
・SNS(note、Twitter):36人
・インタビュー:3人
・協力者:12人
・協力隊:1人
・プロジェクトの雑談をした人:n人
▼今後の予定
・2023年
収益を上げる方法
必要とする人に届ける方法
インタビュー以外の機会
プロダクトの完成度を高める
・2024年
優勝サービススタート(目標10件)
・2025年
TURNSに取材される
メンター高木さんのコメント
楽しく仕事を続けたい、楽しくいい仕事をしていこうよというようなコンセプトがすごく前向きで素敵だなと思って聞いていました。メディアの部分ではマネタイズの大変さはよくわかります。インタビューをきっかけにインタビュー相手が内省できたり、新しい挑戦をするきっかけになったりするといいなと思います。それを読んだ方や周りの方がどんどん繋がっていくと素敵だなと思った。これからも頑張ってください、応援しています。
⑫【音楽フェスを日常にする】渋谷 直樹さん
▼プロジェクト概要
音楽フェスを日常に根付かせるため、音楽フェスを手段として、固有の地域課題やニーズの解決を図るプロジェクト。
▼活動報告
・音楽フェス『やちおん2022』の開催
音楽ライブ
・八千代町初の若手ロックバンド『力士団』
・下妻キッズダンスクラブの小学生、弾き語りの筑波大生シンガーなど
10~20代の茨城県にゆかりのある若者を中心に14組が出演
ブース出店
・個人経営の飲食店、キッチンカー、クラフト雑貨、ワークショップ
・八千代町役場産業振興課、八千代町商工会青年部、JA常総ひかり等
八千代町をはじめ、近隣地域、栃木県より57ブースが出店
高校生とのステージDIY
クラウドファンディング
店舗型ふるさと納税
プロモーション
表敬訪問、ラジオ出演、ポスター協力、新聞掲載
▼どんな人を巻き込めたか
・発起人(八千代町出身20代の若者4人)
・コアサポート(八千代町役場産業振興課、都市建設課、八千代町地域おこし協力隊)
・動員数:約5,000人
・出演:14組
・出店:57店舗
・協賛、協力:81社
・クラウドファンディング:57人
・高校生ボランティア:約30人
・社会人ボランティア:約35人
・SNS:約100人
・その他:町長、副町長、教育長、議長、音響、設備、警備スタッフなど
▼今後の予定
今後のスケジュール
・2月19日(日):『やちおん2023』開催宣言、運営スタッフ公募スタート
・3月下旬:調整会議にて日程決定、出店事業者公募スタート
キャスティングやプロモーション等、イベント全体を設計しながら各所進める
・5月21日(日):『ミニやちおん2023』八千代町内の飲食店にて開催
・7月下旬:『やちおんハイスクール2023』八千代町内の高校にて開催
・9月中:『やちおん2023』八千代町民公園にて開催
資金計画
・町イベント開催支援補助金、いばらき文化振興財団助成金を申請中。3月下旬交付決定
・協賛金、出店料、物販売上、クラウドファンディング、ふるさと納税+前期の繰越金で運用予定
・任意団体から法人化も視野に入れ取り組む
メンター野口さんのコメント
テーマが「音楽フェスを日常にする」ということで、音楽フェスって普通は日常から離れて体感するものなので敢えて日常にするということがチャレンジであるし、渋谷さんらしくすごくユニークだなと思いました。自分自身も結城市で「結いのおと」という音楽フェスをやっているので思考も理解できると思っているのですが、音楽フェスって実際にお金も掛かるし、仲間や沢山の準備が必要ですが、やってみて体感しているし、プレゼンを見てみて、その分大きな訴求力だし、仲間を急進できるような力もあるので、大変な部分もあると思いますがこれからも続けていっていただきたいと思います。渋谷さんの活動は、自分の好きなことを地域、日常を巻き込んでやっているのである意味エゴの部分を出してパブリックな場で表現するという活動をみんなに見てもらっているので、それを見せることで、自分もやってみたいと思う多様な人材が集まってくるのではないかなと期待もしています。実際に『やちおん』が開催して突破口になって多くの人たちが八千代でアクションが日常化するような、そんな起爆剤になっていただければなと思います。ステージ周りが移動式だったり、もっと凝ったほうがいいかなと思ったので、『やちおん』らしい音楽ライブを見つけてもらえれば、共感できる音楽フェスを作るための仲間が集まってくると思うので、スタイルを見つけて、同じ仲間を増やしていってください。
⑬【『縁・芸』プロジェクト】髙﨑 誠さん
▼プロジェクト概要
障害との垣根を無くしたい。アーティストと福祉施設等のマッチングを行い、障害のある方とアーティストで一緒に新しい“何か”を生み出します。誰かにとって素敵な“縁”を作り、福祉施設を自然と人が交流できる『地域の目的地』にしたい、『縁芸士』になります!
▼活動報告
・4月 笠間陶芸大学校訪問:特任教授佐藤雅之先生と対談
・6月 奥田製陶所訪問:笠間陶芸修行工房nido(若手陶芸家の育成支援事業)
・8月~10月 実際に障がい者施設で陶芸を行っている事業所への訪問
・9月 STAND IBARAKIに参加
・10月 陶芸大学校生の施設見学
道の駅かさまクラフト市「かさマルシェ」に参加
・12月 LEAPDAY Hitachi2022の展示イベント「Action Lab.」に参加
・1月 かさま歴史交流館井筒屋でクラフト市に参加
・メンター相談会実績:8回
▼今後の予定
・福祉施設の資源の有効活用
陶芸設備を作家と施設がwin-winになるように関係構築の糸口に考えている
メンター樋口さんのコメント
自分の仕事と課題感と向き合いつつ、陶芸家の奥様の掛け合わせでこのプロジェクトができたというスタートの仕方が優しいプロジェクトだなと思って聞かせていただきました。挫折の経験からやられるということで色んな決意があったんじゃないかなと想像しますが、障がい者という目線からいくと普段接する機会がないけども、社会的にフラットにボーダーをなくす活動には、多様性といっている世の中ではすごくいいのかなと思います。結構ハードルも多そうだなという所で陶芸との掛け合わせがどうなってくるんだろうなと楽しみにしています。収益化で言うとどこらへんでやるのかなというのが見えずらかったのですが、アートで何かをしようとすると、プロダクトのアウトプットの良さが障がい者、健常者関係なく必要になるので、アートの奥深さというか、みんな関係ないでしょとやれるという意味でコンテンツを育てていくといいんじゃないかなと、優しい感じでやっていけるといいなと思っています。
⑭【脳(KNOW)】中川 元さん
▼プロジェクト概要
世の中の理不尽に振り回されることなく、自身の持っている原体験を基に、創造性を発揮出来る仕組みを創出するプロジェクト。
▼活動報告
・新規事業の開発
・オープンイベントへの参加
・小学校のPTA
・Well-Being関係の事務局
・創造性教育のTA
メンター高木さんのコメント
それぞれのプロジェクトでどんなことをされたのかがわかりにくかったので教えていただければ嬉しい。ランドマークとして参加イベントの原体験を元に可能性の増幅を浸透させていくというコンセプトだったと思うので、ご自身の色んな場でされてきた原体験をPJオーナーの佐野さんなどにインタビューしていただくこともいいんじゃないかと思いました。
⑮【森と未来の学校】橋本 理沙さん
▼プロジェクト概要
小中高生の「学び」に寄り添い意味のある教育旅行を「少人数選択制」「対話重視」「オーダーメイド」で行い、大人の熱に触れ、みらいを考える教育旅行を通して、生徒たちの人生の選択肢の発見、「日本の社会課題の解決」を目指すプロジェクト。
▼活動報告
・ツアーの実施
有名私立小学校 6年生140人
文化学園杉並高等学校 1年生300人
東洋英和女学院 4年生80人、6年生80人
鎌倉学園高等学校 1年生17人
→2校継続、1校来年実施予定、新規1校実施決定
・ターゲット(首都圏)に向けての発信
いばらき教育旅行フォーラムの実施
▼どんな人を巻き込めたか
・各コンテンツをもつ地域のプレーヤー
・行政
・メディア
・同業者(大手・中小旅行業者)
・応援隊
▼今後の予定
①イベント出展in大阪
教育旅行フォーラムin大阪(3月)
②ツアーの実施(4月、7月、8月、12月)
③新規コンテンツ開発
林業、水、科学、エネルギー、バリューチェーンなど
④教員向けモニターツアー(8月)
メンター中川さんのコメント
小学3年生と保育園の子どもがいるので自分だったら企画されたツアーに参加したいかどうかという目線で聞いていました。子どもたちには茨城に限らず大人の仕事現場や地元の魅力がわかるツアーに参加させたいなと思いました。一方で学校に期待していない部分もあるので自分たちでそれをしなければならない。そこをカバーしてくれる、橋本さんにお願いすればそういったところに連れて行ってくれる可能性があるならば、すごくいいなと思いました。やらないといけないことよりも楽しい所に興味が行くのでその部分が前面に出てくると魅力的になると思います。課題が明確で、BtoBだから世の中に知られにくいと言われていたが、フォーラムなどで解決しているように、私たちのところにも情報が届いて、私たちから学校に対してこんなのがあるらしいと、どうやって会場にいる人たちを巻き込むのかに次の可能性が見えるのかなと思います。会場にいる人たちに次にどうアクションしてほしいか、後の交流会などで発信されていければいいなと思います。
⑯【ゆるいば】ホンモト ツヨシさん
▼プロジェクト概要
いばらきの ゆるいい くらし を発信するプロジェクト。
▼活動報告
・11月 SNS発信スタート
茨城のゆるいいくらしをテーマに気になったもの、美味しいもの
・2月 SNSフォロワー150人超え
・すきと楽しいを増やす
渋谷さんのラップにハマる
大越さんを探して水戸を探索
板谷さんの本と〇〇に全参加
ローカルプレイヤーたちの熱量を沢山浴びる
▼今後の予定
・活動を10年継続
メンター小池さんのコメント
STAND IBARAKIの事業を見ていると突き進まなきゃいけないという見えざるプレッシャーなどあるかと思いますが、その中で自分の楽しいことだけをしたいと芯を貫き通したところが今日は話しを聞いて感動を覚えました。面談の時にお話をさせていただいて、ホンモトさんはすごいんだと話をしようと思っていました。お仕事の専門領域やそれ以外のプライベートの活動、趣味のことであったり切り口の幅が広くてどれも突き詰められてやっていて、武器をたくさん持っている方だなと思ったんですけども、楽しいことをずっと続けるということは大事な価値観なんだなと話しをうかがって思いました。色んな切り口を持っているということは組み合わさった時に新しいアイディアや視点、発見が出やすい環境にいらっしゃると感じます。STAND IBARAKIで色んなバックグラウンドのある方が集まっているこの場所も新しいアイディアの生まれやすい触媒みたいな場所。ホンモトさんをぜひ皆さん巻き込んで楽しいプロジェクトやアイディアがこの場をきっかけに広がっていったらいいなと思っています。
⑰【潮来SUP】横地 綾人さん
▼プロジェクト概要
歴史と水の都、潮来や鹿嶋を中心にSUPで巡る水上ツアーを企画実行します。目指す未来は、自転車やマリンスポーツ等のベース拠点となり、魅力ある水辺で時間を過ごし暮らせる、そんな日常と文化です。
▼活動報告
・LOC SUP立ち上げ
チーム結成 インストラクター取得、体験会実施
潮来市イベント協力、市長とクロストーク
HP、インスタグラム
FMカシマ、茨城新聞掲載
・巻き込み
潮来市長、市議会議員、市役所
潮来市の経営者、商工会議青年部、水辺事業者
道の駅、メディア、STAND
▼今後の予定
・潮来から鹿行・茨城へエリアを広げる、水辺からマチへフィールドを広げる
SUP水郷ツアー、水辺マップイベント、サステナブル、ブルーツーリズム、水辺コンテンツPF
・一般社団法人 潮来ミズベデザイン設立
LOC SUP事業、ミズべデザイン事業
メンター神永さんのコメント
終始面白いなと思って聞いていました。私の住む横浜でも川沿いに住宅があり近くに住んでいると川が日常にあり見えるところにあるという状況がどうやったらプレゼンされているようないかに日常の暮らしの中に入っていける水辺になるのかは非常に興味深いなと思いました。昔は産業の要として使われていたものが、これからSUPだったり、散歩していると水の上から見る風景と、いつも歩いている路地から見る町の風景が違っていて魅力的だなという発見があったりと、自分の暮らしに+αで豊かさが追加してくれるものだと思っています。水辺周辺での楽しみ方までシェアを広げていってくれるととても魅力的になると思いました。
⑱【自然とまちと人がつながる かくれ宿DAUGO SAUNA PROJECT】和田 真寛さん
▼プロジェクト概要
大子町にプライベートサウナ付き宿として「日帰りサウナ」「一棟貸しの古民家」「交流拠点」の3つのコンテンツを提供し、大子町の観光客・宿泊客数の課題解決を目指すプロジェクト。
▼活動報告
・サウナづくり(SNSで反響多数)
・イベント実施
完成お披露目パーティー(25名参加)
ウッドデッキDIY(4名参加)
・ブランディング(完了)
・予約システム導入、試泊開始(完了)
・クラウドファンディング、資金調達(継続)
▼今後の予定
・地域・企業との連携
・ふるさと納税返礼品事業者登録
・イベント開催(月1)
・コラボイベント等の開催
・東京⇔茨城イベントやコンテンツづくり
・北千住にサウナ、交流スペースの拠点づくり
・大子町内での新規事業
メンター山川さんのコメント
週に3回くらいサウナに行っています。サウナ友達から、よろしくお願いします。先日大子町に行った際に結局、袋田の滝を見て、地鶏を食べ地元のホテルに泊まって駅そばを食べて帰ってきたけどやっぱりサウナに入って泊まりたいな。今外でもサウナが増えてきているので色をどう出してくるっていうのを考えるブレストを一緒にしたいなと思いました。サウナ入った後に何を飲むかにも興味があり、飲みながら話したいです。プロトタイプを大事にしているSTAND IBARAKIですが、プロトタイプを超えたプロダクト、サービスだなと思うので真剣に応援しています。
オーディエンス投票
会場参加者とオンライン配信をご覧になっている方にご協力いただき、オーディエンス投票を実施。ご協力ありがとうございました!
アフタートーク
事務局 鈴木高祥さんの進行で、メンターの飯野さんと茨城県庁担当者から、この半年間を振り返ってのメッセージをいただきました。
▼飯野さん(メンター)×鈴木さん(事務局)
鈴木さん 事前審査、今日の発表を聞いてみてどうでしたか?
飯野さん 事前に1週間審査してみて、メンターの皆さんも大変な大役で悩まれて点数をつけたと思います。今日の発表を聞いて皆さんのキャラクターや人間性がすごく感じられて心を動かされた部分があったのではないかと感じています。リアルな場で皆さんの想いを聞けることは意味のあるSTAND IBARAKIの最終発表になったと感じています。
鈴木さん PJそれぞれの半年間の成長やアクションの様子が見えたのかなと思います。
飯野さんは建築士の傍ら結いのおと、結城の活性化を野口さんとされていますが、現状結城の町ではどんなアクションをされているのでしょうか。
飯野さん 結いプロジェクトを立ち上げたのが2010年で、結城は古い城下町なので醸造業が盛んだったり結城らしいコンテンツを外の人に知ってもらうところから取り組みがスタートし、2010年に町全体を使ったマーケットのお祭り「結い市」を立ち上げ、ライブを町中の酒蔵、結城らしい壁などの場所でもっと広げたら面白いんじゃないかと音楽フェスの「結いのおと」を展開し今年で10周年を向かえる。イベントでできた関係性をもっとリアルな場でつないで結城でチャレンジできる場所ができたらもっと面白いよねっていう中で2010年にコミュニティスペースチャレンジキッチン、コワーキングスペースとシェアオフィスを併設する「yuinowa」を作ることで今までイベントを通して繋がっていた人たちがよりリアルな場でつながったり、結城で新しいことを始めてみたいという人がキッチンやyuinowaのスペースを借りて表現ができる機会ができてきた。僕たちが続けてきたのは、結城の街の関係性を作っていって耕すことで外から何かを始めたい人や地元の人が繋がれるような関係性を少しずつ結城の町に新しいお店が増えていったり、新しいチャレンジができる土壌ができてきました。これにはメンバー、建築士の自分だけではなく、商工会議所の野口さん、デザイナーの小池さん、発表者の佐野さんだったり、メンバーみんなでやっていく中でそれぞれの立場の人が関わることができたから色んな入り口もでき、一つに捉えないで結城全体の盛り上げができていったのかなと思います。
鈴木さん 飯野さんたちもはじめは2人からのスタートですが、手伝う人が多くなった要因やきっかけはありましたか?
飯野さん チームの立ち上げの時は意識して色んなジャンルの人でやれるといいなと思っていた。10人程からスタートし、地元の中だけの共感が、結城じゃない人が結城や僕たちのイベントををすきになったりして手伝ってくれる人が増えていった。
鈴木さん 地道に課題を解決しても次の課題が見えてくるもの。結城でこれからやっていきたいことや新しい壁はありますか?
飯野さん 結城に色々とチャレンジする人が増えてきていますが、結城らしい場所で泊まる体験ができず、また外の人からの指摘もありずっと宿を作りたいと思っていた。昨年、築90年の物件を購入しリノベーション、クラウドファンディングも実施し、沢山の人に支援をいただいた。10年以上活動してきているが、いまだにチャレンジすることは新鮮なので、皆さんと同じ気持ちに立って話しを聞きながら刺激を受けました。
鈴木さん 試住体験やお試し住宅等をやっている自治体もありますが魅力的にできるかという所はまだまだ開発の余地があるんじゃないかと思っています。飯野さんたちの新しい宿というチャレンジは手触り感がある場づくりで面白いなと思います。
飯野さん 僕たちが作ろうとした宿が茨城県内各地で出てくるとその土地の地元の人と
繋がるきっかけになるし、そういう場所が増えていくことはすごくいいなと思っています。
僕たちの活動をたたき台にしてもらっていいと思うので情報を共有しながら茨城県を盛り上げていけるというのが一番いいんじゃないかと思います。
鈴木さん STAND IBARAKIメンターの2年間を振り返ってみて
飯野さん 僕が活動を始めた頃にSTAND IBARAKIのような伴走型事業が合ったらチャレンジしたかったですし、スタートした時の不安な気持ちや想いを共有できる仲間に会えるだけでも本当にいいなというかうらやましいなって思います。
▼茨城県庁担当者
高田さん
9月のフィールドワークが皆さんと初めてお会いした時になりますが、部活かな?というくらい2日間合宿みたいな感じで一緒にいさせていただいて、すごくいい雰囲気ではじめられたのかなと思っています。その後も各PJオーナーそれぞれ活動をされているのをSNS等でよく目にすることがあり、今回この最終報告会でどういうことをされてたのかよくわかり、見ていて応援したいなという気持ちがすごく増えました。横のつながりができていたのがすごくよかったと思っていて、イベントを一緒にやっていたり、そういったつながりを今後も続けていただきたいなとすごく思いました。
植田さん
僕も高田さんと同じ気持ちで、実際にこのプロジェクトは起業なのかそれともゆるくプロジェクトを進めるのか、その境目のつくり方が結構難しかったプロジェクトでした。県としての目的は関係人口を創出するといったときに起業とかにすると関りしろが見えづらいなというところがあり、マイプロジェクト育成という形でチャレンジするということを前面に出してやってきたところがある。そこに上手くハマってきていると思ったのが、成果報告会の中で「コアなメンバーがだんだん増えてきた」、仲間がだんだん増えてきたところ」、「今後もっと関わってくれる人を募集します」というカタチのいいっぷりが成果報告会に出ていて、嬉しく思います。
関係人口とは交流人口以上移住未満というけれど、実際に訪問するにあたって地域と繋がるって地域の人が見えないと繋がれないものだと思う。茨城でこういうプロジェクトをやってきてそれを見える化してきているからこそそこでの繋がり、関りしろから新たな展開が生まれたりだとかができてきていると思っていてそこを作っていくことが大事だと感じています。
結果発表!
★STAND IBARAKI賞
【潮来SUP】横地 綾人さん
★NEW IBARAKI賞
【自然とまちと人がつながる かくれ宿DAUGO SAUNA PROJECT】和田 真寛さん
★オーディエンス賞
【まちをつくるアパート〜こみと〜】大越 瑞生さん
最後に
会場加者、オンライン配信合わせて100名近くの方にご参加をいただきました。
今年はリアルでの開催により、直接プロジェクトオーナーそれぞれの半年間の活動、熱量を感じられる場となりました。
ローカルプロジェクトとしてはここからが”スタート”です。
▷STAND IBARAKIとは
茨城をフィールドにあなたの想いをカタチにする学びと実践のプログラム。
地域のキーパーソンからの学びや、つながりを得ながら「自ら設定したプロジェクト」のプロトタイプを実践します。メンターとして迎えた県内外の地域プレイヤーからのサポート・フィードバックを受けながら挑戦できるのも特徴。あなたのはじめの一歩を応援します。
◎STAND IBARAKI (facebook) https://www.facebook.com/standibaraki
◎茨城移住計画(facebook) https://www.facebook.com/ibarakiiju
◎STAND IBARAKI https://standibaraki.jp
お問い合わせ ibaraki.iju@gmail.com
【主催】茨城県
【運営】茨城移住計画