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活動レポート

DAY6|レポート|茨城人に会いに行く旅 〜一泊二日?日帰り?茨城旅行妄想計画〜【STAND IBARAKI 2022】

STAND TOKYOによるイベント「”茨城”人に会いに行く旅 〜一泊二日?日帰り?茨城旅行妄想計画〜」を2022年12月7日に開催しました。

「もしも茨城に旅行に行くとしたらどんなコースがオススメ?」をテーマに、はじまり商店街・柴田さんのファシリテーションのもと、茨城ゆかりのプレゼンテーターが「絶景」「食」「宿」のイチオシを紹介した様子をお届けします。

開催概要

<日時>2022年12月7日(火)19:30〜21:00 @cafe salvador(東京都茅場町)&オンライン(zoom)

▼プレゼンテーター

宿プレゼン×鈴木高祥(茨城移住計画)
食プレゼン×久松信介(茨城移住計画)
絶景プレゼン×菅原広豊(茨城移住計画)

▼ファシリテーター

柴田 大輔
株式会社はじまり商店街
共同代表取締役/コミュニティビルダー

▼「宿」「食」「絶景」どこをまわる?茨城妄想旅行計画

「絶景」「食」「宿」をテーマにした茨城旅行のおすすめプレゼンテーション。地域との「関わりしろ」を探すことも、STANDTOKYOのプレゼンの妄想旅行の大きな特徴です。スポットやものだけでなく、その地域で活動する是非会いに行って欲しい人やキーマンたちも合わせてご紹介します。

◎茨城の「宿」プレゼン

プレゼンテーター:鈴木高祥

その1▷

うり坊|桜川市 真壁

伝統的建造物群保存地区に指定されている真壁地区にあるオーベルジュ。

地域の食材を使用した美味しい食事が頂ける。レストランで食事をしながら眺める夕日が綺麗。

石材の有名産出地である桜川市の真壁石をふんだんに使用したお風呂も。

真壁の人

添野さん(社長)|海老沢さん(支配人)|金成さん(シェフ)

社長の添野さんと支配人の海老沢さんは市内にある同じ中学の同級生。金成さんは茨城県内のホテルで経験を積んだイタリアンシェフ。

その2▷

大洗サンビーチキャンプ場|大洗町

茨城県はキャンプ場の数が日本一。その中でもおすすめのキャンプ場が大洗のサンビーチキャンプ場。

数十メートル先は海という最高のロケーションで、キャンプとサーフィンを合わせて楽しむ事ができる。ソロキャンプエリアや、なかには電源が使用可能なエリアもあり、初心者も気軽にキャンプが可能。

大洗の人1

光又新二さん

▷サンビーチキャンプ場の運営者。茨城県で「キャンプといえば」で名前があがる人。

「キャンプの教科書」の著作も。

その3▷

OURoom|大洗町

2022年10月にオープンした月額制別荘サービス。白いコンテナ型のワンルームは宿泊や仕事など、ライフスタイルあわせて使用することができる。月額8000円〜利用可。昨年度の STAND IBARAKIのプロジェクトオーナー(参加者)・葦原亜由美さんがオーナー。

大洗の人2

葦原亜由美さん

▷STAND IBARAKI2021のプロジェクトオーナー。OURoomは「STANDIBARAKIはじまり商店街賞」を受賞した。2022年に茨城にUターンしてOURoomをスタート。

STANDでの取り組みはこちら↓

https://iju-ibaraki.jp/feature/things/10322.html

その3▷

水戸宿泊交流場|水戸市

茨城県出身の建築家中村彩乃さんが民家を改築してオープンしたゲストハウス。水戸宿泊交流場があるのは、水戸駅から近く古くからの飲食店や商店が残るエリア。建築やアートを学ぶ学生や若い世代も多く集まっている。

水戸の人

川島飛鳥さん

▷STAND2020参加者の中村さんによる「水戸に小さな宿泊型のコミュニティスペースを作る」プロジェクトに共感し、サポーターに手を上げる。以後水戸宿泊交流場のPRやコーディネートを担当。週末には水戸宿泊交流場でイベントや場所の運営を行なっている。

その4▷

旧小林邸ひととき|つくば市

筑波山神社のすぐ近くにある宿。明治25年築の地元名士の自宅を改築した母家は2階が客室で一階が交流スペースになっている。離れは時間貸しのワークスペース利用も可能。

高台にある宿から望む筑波山の麓に落ちる夕日の景色が美しい。

つくばの人

野堀真哉さん

▷筑波山神社近くのCAFE日升庵オーナー。筑波山のあるエリアは、観光地にも関わらず気軽に宿泊できる場所が少なく、日帰り客は最終バスの都合上、夕日が落ちる前に帰路に着かねばならない。筑波山の夕日の様子を訪れる人に体感してもらうべく宿をつくる。

◎茨城の「食」プレゼン

プレゼンテーター:久松信介

その1▷

ほしいも|ひたちなか市

「茨城の食」の代名詞のひとつになりつつあるほしいも。地元の人のおやつの定番だったが、最近ではギフトとしての需要も高まっている。

肥沃な土地があり、かつ海風が吹くひたちなか市はほしいも作りに適した土地のため特に生産が盛ん。直売所では一棚すべてほしいもが並ぶ光景が見られることも。生産者や芋の種類によって味が違うため食べ比べも楽しい。その他、新スポット「欲しいものが手に入る」というご利益がある「ほしいも神社」や、無人でほしいもが購入可能な「ほしいも自販機」も人気。

ひたちなかの人

小池伸秋(ノブ)さん

▷コワーキングスペース&コミュニティスペース「イバフォルニアベース」のオーナー。海のレジャーをはじめとした観光情報や地元の美味しいものに熟知している。

その2▷

あんこう鍋|北茨城市

寒い時期におすすめのあんこう鍋は、コラーゲンたっぷりで美容にもうれしい茨城名物。なかなか茨城に旅行に行けないという方は「ふるさと納税」の返礼品としてあんこう鍋セットをお取り寄せするのもおすすめ。茨城県では16自治体(2022年12月7日時点)が「あんこう鍋」の返礼品を用意している。

その3▷

りんご|大子町

東北のイメージの強いりんごだが、実は茨城県大子町が日本では生産の南限なのだとか。県内最北の町大子のりんごは「奥久慈りんご」として知られている。また「アップルパイ」がアツい大子町では、町のりんご農家や飲食店がそれぞれがオリジナルのアップルパイを焼いており、10種を超えるアップルパイを楽しむことができる。

県北のひと&場所

「けんぽく(=県北)」と呼ばれる茨城県北部エリアのキーマンたち

Daigo front|木村勝利さん(大子町)

▷地元のまちづくりNPO法人「まちの研究所」のオフィス兼シェアオフィスを運営。情報が集まる場所。

まちむすび合同会社|星野由季菜さん(常陸大宮市)

▷地域おこし協力隊の星野さんが代表。地域活性のイベントプロデュースや児童生徒向けキャリア教育をおこなっている。

勉知庵|塚田慎さん(常陸太田

▷常陸太田市で「おためし移住」ができる物件。移住者で元・地域おこし協力隊の塚田さんが営む。

banya base|阿部深雪さん(常陸太田市)

▷鯨ヶ丘商店街にある古民家を活用するスペース。茨城県北起業型地域おこし協力隊の阿部さんが運営する。

◎茨城の「絶景」プレゼン

プレゼンテーター:菅原広豊さん

その1▷

氷瀑|大子町

三代名爆のひとつ「袋田の滝」。迫力のある滝は通年を通して観光スポットだが、12月末〜2月の寒さが厳しい時期になるとみられる「氷瀑(ひょうばく)」と呼ばれる滝全体が凍る姿は特におすすめ。

大子の人

笠井英雄さん

▷地域のコミュニケーションの場として、カフェ「daigo cafe」やゲストハウス「daigo house」を運営。

木村勝利さん

▷福島県や栃木県とも隣接する町大子で3エリアをつなぐクラフトイベント「丘の上のマルシェ」主催。

その2▷

筑波山|つくば市

つくば市北部にある標高877mの山で、ケーブルカーやロープウェイを活用しての登頂も可能。登山ルートは難易度やコース別に全6ルート。比較的標高の低い山ではあるが登山は意外と大変なので準備は万全に。

その3▷

いばらきフラワーパーク|石岡市

「見る」から「感じる」にコンセプトチェンジし、2021年リニューアルオープン。「里山に泊まる」をテーマとした宿泊施設も併設されている。11月〜12月のイルミネーションイベントには全国から人が集まる人気スポット。フラワーパークのある旧八郷地区は昔から移住者が多いエリアで、兼業農家など色々な働き方を体現する人が住んでいる。

その4▷

山桜|桜川市

桜川市の山々に自生する「山桜」は、街で目にするソメイヨシノなどに比べて開花が遅く、5月ごろ山が薄ピンクに染まる様子を見ることができる。中には10月〜11月に咲く種類のものも。

その5▷

日立駅|日立市

海を一望できる美しい駅舎は日立市出身の建築家・妹島和世による設計。ガラスの前に並んだベンチでは、写真を撮ったりベンチに座って黄昏たり、ゆっくりと思い思いの時間を過ごすことができる。写真を撮るのにおすすめの時間帯は太陽が真上に上がり、あたりが青みがかった光に包まれる昼頃。

その6▷

うのしまヴィラ/湯楽の里 |日立市

うのしまヴィラは50m先にプライベートビーチがある宿泊施設。

湯楽の里はスーパー銭湯ながら、露天風呂からは日立の海が一望できる。

▼参加者交流会

イベントの最後には、リアル会場とオンラインでそれぞれ参加者交流会を実施。茨城にゆかりのある方や、STANDIBARAKIの参加者、はじまり商店街のイベントファンという方などが集まり、おやつの「納豆スナック」や「ほしいも」を片手に話に花を咲かせました。参加者同士が感想のシェアとあわせて「自分がおすすめしたい茨城の場所や人」を紹介し合うシーンもみられ、早速、新たな茨城との関わりしろが生まれているようにも思えます。

▼最後に

3人のプレゼンテーターによる違った切り口の茨城紹介。どれも共通して、食べ物や観光名所だけではない茨城の「人」が背景に見えるプレゼンだったのではないでしょうか。茨城に行ったことがある人もこれからの人も、次の旅行や帰省では、思い切っていつもと違う場所や誰かに会える場所まで足を伸ばしてみることで少し違った茨城が見えるかもしれません。今回のイベントが次の旅行のヒントになったら幸いです。


▷STAND IBARAKIとは

茨城をフィールドにあなたの想いをカタチにする学びと実践のプログラム。

地域のキーパーソンからの学びや、つながりを得ながら「自ら設定したプロジェクト」のプロトタイプを実践します。メンターとして迎えた県内外の地域プレイヤーからのサポート・フィードバックを受けながら挑戦できるのも特徴。あなたのはじめの一歩を応援します。

◎STAND IBARAKI (facebook) https://www.facebook.com/standibaraki

◎茨城移住計画(facebook) https://www.facebook.com/ibarakiiju

◎STAND IBARAKI https://standibaraki.jp

お問い合わせ ibaraki.iju@gmail.com

【主催】茨城県
【運営】茨城移住計画